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私の親父がなくなってからありがたい事に私にはおやじのような存在の人が何人かいます。祖父の代から弊社の番頭役だった当時専務だった方は数年前になくなりましたが、子供がいなかった事もあり、私を息子のように可愛がってくれました。私が若く社長になってからは本当に暖かく見守ってくれました。入院中、亡くなる最後の頃に私の名前を何度も呼ばれたそうで・・・
そしてまた一人大好きだった親父が亡くなりました。経済界という戦場で現役ばりばりで戦っておられた方ですから・・・信じられない・・・近年お体の調子が悪かった事は知ってはいましたが、・・・・ 昨年暮れに鴨鍋をつつきながら「来年はゴルフ行こうって」言ってたのに・・・ 訃報を聞いて朝からすっと泣いていました。今日最後のお別れをして来ました。すごい葬儀でした。また号泣してしまいました。
その方の口癖が頭から離れません。「おれは生まれはいいけど育ちが悪いんだ・・ お前もこれからはそれでいこうぜ・・」といつも私に言っておられました。私もその考えに賛成でしたが、育ちが悪いなんて言うと、きっと母に叱られるので、「ぼくは白州次郎のように育ちの良い野蛮人で行きたいと思います。」って言ったら、「それも中々いいなあ」なんて言ってくださいました。名門のお家柄にも関わらず、本当に笑ってしまうほど口が悪く、はっきりと物を言うお方でした。そしてとても厳しい反面、アイデアマンで子供のような心を持ったおちゃめな方でした。本当に大好きでした。尊敬しておりました。もう会えないと思うと・・・・
たこ焼にしか見えないシュークリームを絶賛してくださいました。「おれはなあ、東京に行くときはいつもあれを持っていくんだ。そしたらなあ皆がびっくりしてなあ・・それが楽しいんだ・・・」と・・・「それにしてもすげー商品を開発したなあ・・・ノーベル賞ものだ! もっとすごいのを考えてるだろう」なんてうれしそうに言っておられました。私が「社長の会社の商品のように社会性がありませんから・・・」なんて言うと、「何言ってるんだ。こんなに皆が喜んでくれるお菓子他にあるか、何よりも俺が楽しいだからそれでいいんだ。」・・・・
今ここに独り言書きながら、どうしたらご恩返しができるか・・・ すごく考えました。私の落ち込んでいる姿をみたある方が、見かねて「故人は貴方のそんな姿は望んでいないと思いますよ。辛いときでもいつもがむしゃらに頑張っている貴方を・・・・・」
よし すげー商品をつくるしかない!今気持ちを切り替えてやろうと決めました。完成した暁には一番に墓前に報告に行きたいと思います。私が社長に就任した時に発売した「虎ちゃん」は違う意味でものすごく思い入れがありました。その時の気持ちが蘇って来ました。さすが親父の力!ありがとう親父!きっとまたいつか会えるような気がいたします。その時まで どうかゆっくりと休んでください。
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