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日曜日 夜9時の楽しみといえば 「白い巨塔」の著者で知られる山崎豊子さんの「華麗なる一族」を家族で鑑賞する事でした。日本中の多くの方々が10時頃は恐らく涙を流された事でしょう。私もその一人でありました。
このドラマが始まってから少したった頃、大学生の息子が春休みに帰省したので、伊勢神宮参拝をかねて「華麗なる一族」に頻繁に登場する有名な伊勢志摩観光ホテルに行ってきました。1階のレストランの入り口には万俵鉄平の写真がどすんと飾ってありました。
1970年頃の金融再編という時代の荒波を背景に、映画『ゴッドファーザー』あるいはシェイクスピア『リア王』のような華麗なる一族の、父と子の葛藤を中心とした家族の物語・・・ 木村拓也が万俵鉄平というキャラクターを通じて、物作りに一生懸命で、若々しくて、真面目で、周りの人々を自然に惹きつけていく魅力ある真のリーダーの姿をしっかりと演じていましたね。かっこよかったです。! 一方 父の万俵大介は自分が経営する阪神銀行を合併から守るためにわが子の会社までを犠牲にして終始、保身のために邁進して来ました。そこには真の志は全く感じられませんでした。
鉄平の遺書に「人はちっぽけだから夢を見る。心の隙間を埋めるために 夢の実現に向かうのかもしれない。夢を見ることで 傷つくこともあるけれど、未来を切り拓くのも夢。 しかし、その志を失ったときから、終わりへ向かう。」 非常に印象に残るフレーズでした。 志とは鉄平のように社会を豊かにするんだという壮大なものでなければならないと思います。
そしてもう一つ興味深いのが、親子愛です。鉄平が父 大介に「1回でも微笑んでほしかった」という言葉を残しておりましたが、子供達は親の愛情に飢えているのだと思います。昨今のいじめ、自殺 青少年犯罪は正に子に対する親の愛情の欠落が問題であると改めて感じた次第です。
最期に鉄平が「ぼくは何故 明日の太陽を見ないんだろう・・」とつぶやいて終了しました。この意味に対し、テレビ局に問い合わせが殺到したそうです。私も非常に気になっていました。 次に「沈まぬ太陽」を書くから・・なんて冗談を言ってましたが、・・・ 山崎豊子さんは 生きる事の大切さを 伝えたかったそうです。・・
経営者として、また子供を持つ親として、大切な事を教えていただきました。願わくば山崎豊子さんにお会いしてお話ができたら・・・今はそんな気分です。
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