【虎屋本舗16代当主独り言】SDGs活動 老舗企業のマーケティング
HOME > 十六代当主の独り言2018 > 十六代当主の独り言2014 › 2014.12.17
昨日大阪の女性大生が老舗企業のマーケティングというテーマを卒論テーマにするので
取材させてほしいと福山に来られた。最近地元に限らずこういう話がたくさん飛び込んでくる。
本当にうれしく思う。
さてそんな中 地元の戸手高校との新商品開発で虎屋の工場見学と各セクション担当者との
交流会を行った。
素材選び、お菓子つくりの想いや苦労話、販売の心得やおもてなしの精神、デザインや
キャッチコピー或はチラシの作り方など多岐に渡る話を弊社のスタッフが熱く語っていたが、
「ええ話するなあ^^」と自分の社員でありながら、私は感心しながら聞いていた^^
この交流会はこれから子供達と関わりながらお菓子を作っていく上で、彼らと弊社の
スタッフの意識レベルを同じにするためには非常に有意義な会であったと思います。
それと同時に外部の方に講演まではいかなくてもスタッフが話をするという機会は
滅多にないので、今まで聞いたことのないような外行きの話が聞けて新鮮でした。
今回はマスコミがかなり注目し、多くのメディアに取り上げられたので露出が多かったせいか
他の学校から何件か同じような取り組みがしたいというオファーがあった。
このプロジェクトはあくまでも教育が目的であり、私が得意とするマーケティングを子供達に
体験してもらうという内容なので、時間もかかるし、費用もかかるし、内容が多岐に渡るため簡単に
出来るものではありません。
しかしこのモデルが完成したら応用できるため、どんどん行って行こうと思ってます。
現代の教育に異論を唱える一人として、また地域の教育に全面的に協力する虎屋として
頑張っていく所存です。
この時期は、クリスマス商戦は勿論ですが、年末年始商戦も控えていて大忙しです。
年末年始と言えば、お供えの和菓子や帰省の手土産、お年賀、家族団欒のお菓子などお菓子が主役になる時期でもあります。
今日そっくりスィーツ正月限定 「おせち和菓子」の取材があった。
実はこのお菓子一箱8610円にも関わらず飛ぶように売れます。
大衆お菓子はテレビなどを見ながらわいわい言いながら楽しむものですが、
上等のお菓子 特に和菓子は、そういう雰囲気には向いていないと思う。、
しかしこのおせち和菓子はお正月の厳粛な雰囲気の中でも良いし
わいわいがやがやの中でも良いし、盛り上がること間違いなしです^^