【虎屋本舗16代当主独り言】男気について
HOME > 十六代当主の独り言2018 > 十六代当主の独り言2014› 2014.12.27
ヤンキースをフリーエージェント(FA)となった黒田博樹投手の広島復帰が決まった。
メジャー球団の1年20億円とも言われる大型オファーを蹴ってまで、
古巣と年俸4億円プラス出来高(推定)で契約した黒田の決断には「男気がある」
との賛辞がファンから次々と送られている。
カープへの忠誠心がそうさせたのだと思うが、それに加え
「野球人生の集大成。しかも、第一線で活躍している投手として帰りたいとの思いが強かった。」と答えていた。
ところで黒田博樹の“男気伝説” は数多くあるが、男気とは言うまでもなく、
「弱い者が苦しんでいるのを見のがせない気性」の事であり、そこには銭金は入り込む余地は全くない。
そんな彼がいつも口にしているのは、「恐怖心」
強そうに見える男ほど内面は意外にも弱いのだ。 恐怖心の克服こそが努力の原動力になるわけだ。
それともうひとつ意外だったのは、アスリートは家族や愛する人がまじかで応援してくれるとパワーに
なるものだが、彼は逆にモチベーションが下がると言っていた。
実はこの心理はわからないわけではないが、これもある意味恐怖心からくる優しさなのかもしれない。
カープへの忠誠心と恐怖心 それが黒田の生命線!!
いずれにせよ来年のカープは一人の男の復帰で史上空前の盛り上がりをみせることだろう。
虎屋本舗 16代当主敬白