【虎屋本舗16代当主独り言】SDGs活動 府中味噌戦略
HOME > 十六代当主の独り言2018 > 十六代当主の独り言2015 › 2015.05.08
昨年の10月からスタートした戸手高校の生徒達とのお菓子の開発プロジェクトも佳境に差し掛かかり、
府中味噌を使用したお菓子2品がようやく完成しました。
本当に生徒達は私の厳しい授業によーくついて来てくれました。
今日は味噌の里 府中の商工会議所で生徒達が商品の紹介を致しました。
このプレゼンも授業の実は一環。マーケティングの中でも有用な仕事ですから。
弊社は府中市の天満屋様の中に直営店がございますが、府中はあまり馴染みがなく
街づくり等にもほとんど関わりがございませんでしたが、
今回 商工会議所で色々お話を聞く中で、いつもの悪い癖で持論をお話しさせていただきました。
その話と言うのは、府中は古くから味噌の産地で、現在 3社の蔵元があり、
それぞれ特徴を活かした味噌つくりをされていますが、町としてもっと味噌を全面的に打ち出した
街づくりをされたらどうかと前々から感じておりました。
何故なら府中にはいわゆるB級として府中焼きというお好み焼きが有名ですが、
このお好み焼きに味噌を入れるとかソースを味噌だれにするとか、
味噌メニューだらけにするとか。。。色々アイデアはありますが、私の一番のアイデアは
味噌ラーメン日本一の街にしたらどうかというものです。
個人的に味噌ラーメンしか食べない私のわがままからのアイデアではなく、
味噌のイメージを一番引き出させるのは味噌汁ではなく味噌ラーメンではないかと思ってるからです。
とかく味噌という原料を全面的に打ち出そうとする傾向がありますが、味噌はあくまでも脇役。
ラーメンが主役。そのラーメンが日本一に成れば味噌は自動的に売れる。
そういうアイデアです。
まあこのアイデアが採用されるかどうかは別として、以前 広島県北で農家の方々に
講演した日本一広島風お好み焼きの広島キャベツ戦略が実は今 動き始めています。
虎屋本舗16代当主敬白