【16代当主独り言】復活のとんど祭り
2016年1月17日 福山市制100周年を記念して「とんど祭り」が復活します。
初代福山藩主水野勝成公は福山城を築城した翌年の1623年正月に領民を招いて
〝城開きの儀〟を執り行いました。
その城開きを祝うために領民主導ではじまったのが福山の「とんどまつり」です。
城下全30町、鞆6町の36基が集って祝い、一時期、火災を恐れ禁制となった際も、
福山のみ伝統的に許されて、全国一の盛観を誇ったという歴史も持っています。
築城の時の城のお茶会で弊社の初代当主が献上したお饅頭が現在の「とんど饅頭」であります。
残念ながら350年も続いた福山の伝統行事の「とんどまつり」は、
昭和30年代に滅びました。
「祭りが滅ぶまちとは、心の故郷を失ったまち」
歴史を断絶し、歴史を大切にしないまちが全国に誇れる立派なまちになれるでしょうか。
この祭りの復活は、福山が未来に向けてスタートする大きな一歩となる事でしょう。
先日の会社の新年互礼会の日。と言っても大それた事をするわけではなく、
部門長の抱負、クリスマスケーキの表彰、年男の抱負 最後に私の所信を述べる程度の会です。
年末に私の所信を部門長に渡しているので、彼らの抱負はしっかり私の考えを網羅して、
簡潔でわかりやすく、この職場で働く意味、使命感、誇り、そう言うものが
しっかりと感じ取れる抱負でした。
その中で特に「前向き精神」と「チャレンジ精神」を全員が強調していました。
「ピンチの中にこそチャンスはある。ピンチをチャンスに変えるにはチャレンジしかない」
お馴染みの私の人生哲学ですが、最近すっかり社員にも浸透してきました。
会社というのは同じ志をもった人達が同じ目標に向かって進んでいく事。
そして仕事に誇りを感じられる事。それに尽きます。
さて、互礼会の最期の締めは年男が行います。
「申年とかけて今の虎屋と説く。」「その心は?」
「なんだかうきうきしまーす^^」 うまい^^
「それではお手を拝借、よーバシ!!」
今年はかなり期待できる!!^^
16代当主敬白