【16代当主独り言】代表的日本人 二宮尊徳
二宮尊徳の座像がネットで話題になっているらしいが、現代の教育にそぐわないとか、
スマホ現象もあってか、各地の学校で撤去されているそうだ。
こういうニュースを目にすると、本質はどこにあるのか?
という事を考えなければならない。
これが教育というものだ。
何故金次郎は、そこまでして何故本を読んでいるのか?
という事も勿論大切だが、何を読んでいるのか?
という疑問を持ったことがあり、小学校の時に祖父に聞いた事がある。
難しい漢字が並んでいるが、これは中国の四書五経の中の大学の一節というのは有名な話し。
「一家仁なれば一国仁に興おこり、一家譲なれば一国譲に興おこり、
一人貪戻なれば一国乱を作なす。その機かくのごとし。」
一人ひとりがいつくしみ思いやる心を持てば みんながこの心になり、
一人ひとりが驕らぬ謙虚な心を持てば 皆がその心になる
一人ひとりが身勝手のことをすればみんなが混乱し争うごとになる という意味だ。
二宮先生は言うまでもなく、日本の農業に貢献した一人者であり、
私利私欲に走るのではなく社会に貢献すれば、いずれ自らに還元される
という報徳思想を説いた大人物である。
因みに私は内村鑑三著の代表的日本人の中で最も好きだ。
※そこは中江藤樹だろ!と突っ込まれる方は是非ともご連絡頂きたい。。
これを教えるのが親であり、学校の先生の仕事ではないのか。
私は頻繁に学校で講演をする機会があるので是非ともこの話を広げていきたいと思っている。
16代当主敬白