【16代当主独り言】THE EXPO100年の計


「THE EXPO100年の計 IN 広島 100年企業に学ぶ事業継続性の秘訣 」

というテーマのパネルディスカッションに息子と参加してきました。

パネラーとしての参加だが、今回ご紹介された経緯もまた面白い。

息子が通うグロービスという日本一のMBAビジネススクールにて

弊社のケースが取り上げられた。

(まさかMBAコースにわが社がでるとは?!)

そこの田久保氏(名著 創業300年の長寿企業は何故栄え続けるのか?)

からのご紹介のようだ。

色々な縁に驚かされるが、本当に光栄なことだ。





コーディネーターの方から「守るものと捨てるもの ?」

について質問があった。

伝統とは? 革新とは? 気が付けばこういった質問から

僕はずっと離れられなかったし、未だに何をどう守って

いいのか正直明確な答えはない。

創業の精神や理念は勿論だが、最近特に思う事は歴代当主

のエピソードに商売の極意がある。

先代は最期の最期まで

病床で「会社を大きくしても良いが味は絶対に落とすんじゃない」

といい続けた。

また祖父が戦争ですべてを無くした後どういう気持ちで再建したのか?

 そういう話は未だに耳にこびりついて離れない。

そして命を張ってでも守り抜く価値があると思う。

所謂ブランドヒストリーの中に形として現れないものを誰かが語り部となって繋いでいく。

 守るものとはそう言うことではないだろうか。

パネル終了後 4年後に交代する予定の息子を脇に、

色々な方と名刺交換できた。

息子とこういう経験を共有できることも大切な事だ。

16代当主敬白
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