【16代当主独り言】三州屋様からの心遣い


追想ブログ

知人の社長様からのご依頼で講演を行うことになった。

その際にプレゼントされた箱の掛け紙に思わず言葉を失った・・・



高 き志は損得より先に善悪を考慮し

田 園遥かに常在させたり挑戦の心

信 と和に通ず 二四時間商人たらんやと

吾 は家職に集中せり他に染まらんや

様 々な試練こそ勇猛果敢に進むと誇らん 





昨日は ㈱三州屋様 とその協力企業様70名の前で講演をいたしました。

長野社長様から若い現場で働く子たちに技術は勿論の事、心を磨くために是非に!

という熱い思いからお受けいたしました。

講演を前に社長様の経営理念を確認したいと思い、HPを拝見しました。

「創造に一途」が信念! 私の体中の血が騒ぎ出すのを感じました。

参加された約70名のほとんどは20代30代の若い職人さん 

開演時間までこの寒空のもと、現場で作業をしていたのでしょう。

作業着で駆け付け私の話を真剣に聞いてくださいました。

長野社長いわく、この業界でこのように若い人材がいる事は珍しいとの事・・

異業種ではありますが、お互いの物創りに対する熱い思いから成る空間のせいでしょうか、

弊社の商訓「和魂商才」が皆さんの魂に水がスポンジに吸収されるが如く入っていくのを強く感じました。

冒頭の5行の言葉は御礼の品として頂戴しました箱の掛紙に書かれていました。

先頭の文字を縦にみると私の名前が書かれているじゃありませんか。

またその中身は正に弊社の商人道の事ではありませんか。

強烈なサプライズに一瞬言葉を失いました。

様々な試練こそ勇猛果敢に進むと誇らん 思えば私が今日一番熱く語った話でありました。

先代が残してくれた言葉を別の方がまた違う形で言葉にしてくださるというのは、極上の快感であります。

いや参りましたな。今日の講演会は色々な意味に於いて私が感動いたしました!^



16代当主敬白
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