【16代当主独り言】王道を追想す


王道、なんとなく普段耳にする言葉ですが、

とても重い言葉であり、深い意味があるのですね。

私の尊敬する経営の神様 故松下幸之助先生は常に王道経営を追求された方だと思う。

私もそうありたい。
昨日「天地人三才」という言葉を学んだ。

青春期には理想を描く、理想は現実の上に成り立つもので、

現実の上に立って一歩一歩実現していく。

この理想、実現、現実を三才といい、これを一貫したという意味で「王」という字ができ、

それを貫く事が「王道」なのである。

私はこの理想と現実の狭間が人間の値打ちを決めると思っている。

ここで中道という考えが出てくるが、2で割って折半するというような話ではない。

アリストテレスは過大と過小の不足を調整する徳が中庸だと・・

また儒教において、「四書」の一つであり、孔子も中庸の徳というものは、

至極の徳であると言っている。

つまり中庸とは徳の中心的概念なのだ。

いつの時代もリーダーは現実を踏まえ理想を掲げ実現していかなくてはならない。

しかしここに徳がなければそれは王道とは呼ばないと思う。

理想好きな私は行き過ぎて妄想の世界に入り込む傾向があるが、
あくまでも王道を目指して頑張りたいと思っています^^


                                         16代当主敬白
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