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【16代当主独り言】2017年本50冊選手権

元旦から毎年恒例の本50冊選手権を行っている。

もうかれこれ15年以上になるが、

振り返ると本当に色々なジャンルの本を読んできた。

今年は西洋の本をたくさん読もうと思っている。

ところで書は知識を得るためのものであるが、その範囲で終わっていては読書の意味はない。

やはりその世界に完全に入り込み、想像を膨らませながら楽しまなければ。

また過去に一度読んだ本を再びめくると違った感動や景色を味わう事ができるし、

全く違った視点で読むことで、楽しさが100倍に成る事もある。

何を読むかも重要だが、どう読むかと言う事の方がより重要だと思う。



今僕は古代ギリシアの吟遊詩人ホメロスが語り伝えた

トロイア戦争の「イーリアス」の続編「オデッセイア」を再び読んでいる。

イタケの王である主人公オデュッセウスがトロイア戦争の勝利の後に妻の待つ故郷に凱旋する途中に起きた、

戦いを含め20年間近くにもおよぶ漂泊の物語だが、

これを「朝帰りの亭主の言いわけ」として読んでみたら実に面白いのである^^

彼には帰りたくない事情があったのだ。

しかしさすがにもうそろそろ帰らないといけないので、

海の神ポセイドンの呪いに掛けられたということにして、

一つ目の巨人やキルケの魔女や黄泉の国などをでっち挙げ、

「命からがら逃げ、何とか無事にたどり着くことができた」

という言い訳が、こんなにも壮大でわくわくするファンタジーの世界になってしまったと言う訳だ。

彼の知性と天才的な言い訳に女神アテナも惚れてしまうのもうなづける。

男というのは大きな仕事を成し遂げた時などその余韻に浸るために寄り道をしたくなる時が時としてあるものだ。

歴史はそんな男達のファンタジックな言い訳によって創られたのである。

これからもきっと!!


16代当主敬白
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